せっかく南房総まで来たのならばということで、初夏の大山千枚田を観てきた。水がはられて田植えが済んだばかりの田んぼは、空の色を映し出していて美しいし、谷間を吹いている風は気持ちがいい。
これがブータンだと、同じ棚田でも水がはられていなくて寂しいのだけれど、中国や日本の棚田は小さい鏡を貼り合わせたような雰囲気があって、きらきらと輝く田んぼは本当に本当に美しいと思うと同時に、ここまでして食料を確保するという人間が生きていくことの大変さを感じてしまう。
それはさておき、大山千枚田は関東に残る数少ない大規模な棚田で駐車場と展望台と雰囲気のいいカフェまである、ちゃんとした観光地になっている。アクセスは最後の5キロくらいはちょっと細い山道を通ることになるけれど、それ以外はわりと田舎の県道を走る感じなので車の運転には問題ないと思う。
付近には農家民宿もあったりするので、初夏から秋にかけてはそういったところに泊まって夜や早朝の風景を楽しんでみるのもいいかもしれない。
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