2014年春に行われた「いちはらアート×ミックス」で最終日に観に行った作品なのだが、すっごい後悔した。もっと早くからこれを観ておけばリピートできたのに!という後悔。
本当にこれを観るだけでも「いちはらアート×ミックス」に来る甲斐があったなあ・・と思う。
舞台は、指輪ホテルという劇団の「あんなに愛しあったのに~中房総小湊鐵道編」という作品。なんと小湊鐵道の走る列車のなかで展開される舞台で、いったいなにが起きるのだろうと思ってたのだが、ものすごい予想を裏切られるもので、沿線の色んな要素を舞台装置にしていてすごい考え込まれた内容だなあ・・とびっくりした。
なにせもう、のどかな田園風景と作品の薄暗い世界観のギャップがすごいのだが、これがこの舞台の現実離れした内容を際立たせていると思う。ものすごいリアルでヘンな夢を見ているようなすっごい不思議な感じ。
作品の細かいあらすじはともかく、このギャップの不思議さがすごく残ったし、最後のシーンもなんだこれは・・と驚くとともに、この舞台をもっと早く観ていればまた違った雰囲気だったのに・・とも後悔した。
それはそうと、舞台が終わって列車に乗っていてもこの不思議さの余韻みたいなものが残っていて、なんかすごいものを観たな・・と素直にそう感じる体験だった。
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