2014年の春に市原で行われていたアートフェスティバルに行ってきた。何回かに分けていった旅の記録をまとめていくよ。ということで、高滝湖に浮かぶ巨大な飛行機「湖の飛行機(うみのひこうき)」という作品をみてきた。
ここは駐車場が無料だったのでアクセスしやすいのが便利。そして、今回のアートミックスで一番面白かった作品。
高滝湖について、湖で釣りしているおっちゃんの目の前に、でーんと飛行機が浮かんでいて、遠くには花見客がボートを漕いでいたりする・・ちょっと不思議な光景。
湖の端から飛行機までは手漕ぎボートをきこきこいわせながら向かう。なので、ボートに慣れていない人は作品に行くのも一苦労そうだった。女の子ひとりとかは大変そう。
この作品のテーマとしては、ちょうどここが成田空港に向かう飛行機の航路になっていて、かつてここが村だったときは空をゆく飛行機を眺めていた。
いまは湖に沈んでしまったが、湖の上に飛行機を浮かべることによってその風景を再現しているということ。
それと同時に湖の底の世界や、現実の世界でも釣りしていたり、アート作品を鑑賞したり、花見をしたり・・・あまり交わらない価値観が平行して存在していて、この飛行機に乗っている派手な格好した人はその水先案愛人なんです!ということだった。
僕としては、この派手な格好がルアーをイメージしているときいて、たしかに!と思うとともに、こんなにさまざまな色や素材を組み合わせているのに着ている姿は破綻していなくてむしろなんか似合っているというのがびっくりした。
湖に浮かぶ飛行機の上でのんびりと、空を飛んでいる飛行機を眺めているというのがとても面白かったな。
コメントを残す