ずっと前に見かけたTRANSITのタイ編や、トラベルハックの記事でみつけた洞窟の中にある不思議な風景の寺院。
いろいろ調べてみると、ホアヒンからそう遠くないところにありそうだったので、行ってみることにした。ネットの記事では結構簡単に行けそうな感じだったが、必ずしもそうではないと思う・・・。
今回は現地でレンタルバイクを借りた場合の方法を紹介しているけれど、ソンテウ(タクシー)をチャーターして行くこともできるっぽい感じだった。
現地で「クーハーカルハット宮殿」という名前を出しても、ほぼ通じないと思う。プラヤーナコーン洞窟(Phraya Nakhon Cave)という寺院がある洞窟の名前がメジャー。
自力で行く場合に超気をつけた方がいい点があり、2014年3月時点において、Google Mapにあるプラヤーナコーン洞窟(Phraya Nakhon Cave)の場所は間違っているので、地図に従っていくと全然違う裏道に連れて行かれる。
以下に行き方の地図をつけてあるけれど、ホアヒンから出発する場合、まずはワット バーンプー(Wat Bang Pu)を目指して移動すること。
所要時間はバイク(90分)+ボート(15分)+トレッキング(40分)で2時間半くらいみておくこと。
ホアヒンを拠点に行動するのが一般的になると思う。移動についてはレンタルバイクがおすすめ。
街中でも借りられるし、今回僕が泊まったシーハーモニー ゲストハウスでも借りることができた。
目的地はいきなり、プラヤーナコーン洞窟(Phraya Nakhon Cave)を目指すのではなく、まずは洞窟行きのボートが出ている、ワット バーンプー(Wat Bang Pu)を目指していく。距離的にも40キロくらいあるし、道に迷ったりすることも考えると90分程度かかると想定しておくこと。
ワット バーンプー(Wat Bang Pu)は雰囲気のある港町で、洞窟行きのボートは港ではなくビーチサイドから出ている。膝上まで海につかってボートに乗り込むので、濡れてもいい格好でいくこと。
ちなみに、ボートは小さな半島を迂回するルートをとっていく。
ボートに乗っているのは5分くらいだが、待ち時間なども含めると15~20分くらいを見込んでおくこと。
なお、この半島を徒歩で行くことも可能らしい。でも、この暑さのなかでのトレッキングになるので、おすすめはしない。ボートで行くのが無難。
半島をぐるっと迂回してついたビーチで船をおりるとき「じゃ、2時間後くらいに待ち合わせね」ってことで、ボートとはいったん別れる。結構時間に余裕があるように思えるのだが、結構妥当な感じだったのはあとで実感することになった・・。
洞窟のあるところは、タイで最初に作られた国立公園である「カオ・サムローイ・ヨード国立公園」になっていて、歩いているとどこからともなく係員が現れて入園料金を請求される。これは、普通に払うものっぽいので、大人しく払っておくこと。
ちなみに、「洞窟まではガイドがいないといけない」とか、いろいろいわれるのだが、このビーチに来た人はすべからく洞窟に向かうので、人の流れに沿っていけば問題なくトレッキングコースの入口にたどり着けるので、ガイドは不要。
トレッキングコース自体は距離はあまりないのだが、意外な高低差があり、そしてこの湿度の高い熱帯性気候ではかなりしんどい。
十分な水やクールダウンするものをもってのぞむこと。あと、普通にトレッキングなのでビーチサンダルとかでは、かなり大変な目に遭うと思う。
きちんとしたトレッキングシューズ、またはスニーカーで行くこと。Keenのトレッキングサンダルとかおすすめ。
そして、このトレッキングコースが普段の運動不足の身体にはかなりこたえる。途中で修学旅行に来ているタイの中学生に励まされたりしながらなんとかすすむのだが、この場所に来るのは若いうちに来ておいた方がいいだろうなって強く思う。
洞窟へ光が差し込むのは午前中だけなので、遅くとも11時には着いておくこと。
写真は11時なのだが、宮殿自体には光が当たっておらず、トラベルハックにあるみたいな写真を撮るには9時くらいに来なくちゃいけないと思う。
洞窟はかなり大きくて、宮殿以外にも神秘的な風景がみられる。この暗がりの中で育っている樹木とか、本当に植物の力強さを感じる。
クーハーカルハット宮殿とは、タイで一番小さい王宮で、ラーマ5世の来訪記念堂に作られたとのこと。
できたのは19世紀末だか20世紀初めかといったところで、それほど古い歴史があるわけではないのだが、それでもこの風景にある宮殿はすごく神秘的。
かなり疲れたが観に来てよかったなと思う。
宮殿には休憩も含めて20~30分くらいいることになると思う。トレッキングの帰り道はルートが分かっていることもあり、行きほどの疲労はないものの、岩が滑るので注意しながらおりていくこと。
ビーチサイドにはレストランがあるので、ここでランチ食べたりすることができる。トレッキング後のパッタイのうまさとコーラの冷たさは格別だった。。
そして、ビーチで迎えのボートを待つことになるのだが、時間を過ぎても迎えが来なくて、他のお客さんを乗せてきたボートをつかまえて戻った。
ボートは往復料金で行きに払うので、帰りは別にどのボートでもいいっていう事情はあるが、まあ・・・タイらしいユルいトラブルだよな。ずっと待っていないで気にせず交渉した方がいいと思う。
ということで、最後に。
クーハーカルハット宮殿は、トラベルハックに書かれていたように、すごく神秘的な空間だったし、ちょっとした冒険気分をあじわえる。
ここはぜひ、ホアヒン旅行とあわせて来てみるというのはおすすめ。タイってもう何度も来ているけれど、まだまだ面白いところがあるなって思いながら、国道をバイクで走りながら戻った。
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