ニンビンからのバスはハノイの渋滞をさけて南側にあるどこかの市場前あたりで終着となる。バスを降りてGrabでバイタクを手配して向かったのはLo Duc通りにあるフォーの名店「Pho Thin」というフォーの専門店。小さなお店なのですが、なんとここは東京の池袋にも支店があるのです。フォーティンの味に感動した日本人がここで修行して、日本でのれん分けみたいに出店したらしい。なんだかすごい。
お店はラーメン店みたいな感じで店先には大きな寸胴鍋で牛骨スープをつくっている。店内はとんこつラーメン店みたいにちょっと床の油が気になるが、お客さんでいっぱいだ。席をみつけるのもひと苦労って感じ。
出てきたフォーは「ねぎだく」というか丼いっぱいのねぎ、そしてその下にはミディアムレアな牛肉と下に麺が沈んでいるという、いままで見たことがないようなフォーだ。味わいもかなり特徴的。牛骨をつかっているが、とんこつラーメンみたいな濃厚さがあってフォーといえばさっぱりしたスープという概念を覆す味。ベトナム人にもかなり人気で行列になることもあるみたい。米麺も柔らかすぎず、ちょっとコシを感じるようなしっかりした麺になっていて、なんだこれめっちゃ美味しいじゃないか。
たしかに、ここまで手間ひまかけて作っているフォーって案外ないのかもしれないな。それにしてもベトナム料理って奥深い。こういうスタイルもあるのかと思った味だった。お店の雰囲気ふくめてとても好きな場所だ。ハノイに来たら通ってしまうと思う。
Phở Thìn 13 Lò Đúc
住所:13 Lò Đúc, Phạm Đình Hổ, Hai Bà Trưng, Hà Nội
時間:6:00 – 22:00
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