酒田からは夕方に出る列車で移動する予定なので、それまでまだ時間がある。することもないので、前からちょっと気になっていたオランダせんべいの工場見学へ行ってみることにした。
オランダせんべいとは、酒田に行くとだいたいお土産物屋さんにあって定番のせんべいなのだけど、なんでオランダなのだろうかと思っていた。どうも、庄内の風景がオランダに似ているとか、庄内の方言で「私たち」を「おらだ」というとかそんな感じでオランダせんべいらしい。背景の鳥海山が目に入ってしまうのでオランダには似てないと思うが、とりあえずオランダせんべいは庄内米を使ったおせんべいとして美味しいのです。
ということでその工場見学。酒田駅からバスで15-20分くらい移動して工場についたのだが、出口についてしまったらしく工場の係員の人が車で入口まで送ってくれた。工場の長さが500mあって歩くと10分くらいかかりそうだ。工場はこんな風にやたらと細長い作りになっていて、そのなかに工程のラインがある。工場見学ではそれを窓越しに眺めるのだが、年末ということもあり工場は一部しか稼働していなかった。でも、不思議な作りの工場は飽きないな。ちょっと庄内の歴史を振り返るコーナーなどもあり郷土愛を感じる。自由に見てまわれるのもいい。
工場見学の最後には試食コーナーと売店、カフェがあってここでおせんべい焼き体験ができる。焼肉みたいにテーブルの上に小さなグリルを置いてそこに定番の丸いおせんべいの素を置いて待つ。たまに裏返したり、醤油をつけたりして味付けをすることができる。この焼ける時間をのんびり待つのもいいし、焼きたてのおせんべいは売っているものとは違った美味しさがある。
工場としてはどうってことのないものなのだが、工場の人や売店などホスピタリティも含めてあたたかい雰囲気でよかったなあ。窓から眺める庄内の風景もきれいで美しい。ちょっとした時間つぶしにもいいと思う。
オランダせんべいFACTORY
住所:山形県酒田市両羽町2-24
時間:9:00-16:00
休み:火曜日、年末年始、不定休
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