「中之条ビエンナーレ2017」の旅【伊参編】

中之条ビエンナーレの旅2日目。地酒の宿中村屋でゆっくりと朝食を食べてチェックアウトして四万温泉をあとに向かうのは山を越えたところにある伊参エリア。四万温泉から伊参に抜けるルートは途中でゆるやかな山道に入るのだけど、稲刈りが終わったあとの棚田、あぜ道にさいているコスモスとか日本の秋がどーんとここに残っている感じがある。なんだかすごくのどかで日本の秋って美しいなあと思える風景だ。

伊参はアートや映画のロケ地としてはやくから活動していて、ビエンナーレの作品も豊富にある。古い小学校がそのまま映画スタジオになった伊参スタジオ公園には今回、体育館に大きな作品があってそれが印象に残るものだった。大きな絵に伊参の風景が描かれていて、その手前に沢山のオルガンが並んでいる。一定の間隔でそのオルガンが音を鳴らすのだけど、その不思議な和音の違いが風の流れのように美しくてすごく不思議な空間だった。

のどかな伊参の風景
日本の秋という感じがする
伊参映画スタジオ公演
眠る人
今回、もっとも美しいと思った作品
このオルガンが勝手になるのです

このあたりは廃校が多いのだが、それが新しく活用されていて、遊具やワイヤーで作られた球体のなかに幾何学模様のリフレクターみたいなものがあり、なかにはいって空を見上げてみると思わぬところが映り込んでいたりして美しく面白い。

また、ほかの場所では大量のボタンが作り上げる道がありこの作品は「時間を辿る」というのだけど、光の加減や外からの風でボタンが揺らぐうごきが見ていて癒やされるというか、こんなにきれいなものがあるのかって発見がある。現代アートのおもしろさがつまった体験する作品だなあって思う。見るだけではなくて、その場にいって体験することで感じるアートが沢山あるのがいい展示エリアだったな。

なんか妖精みたいでかわいい
やたらと明るい部屋があった
足下には作品がある

時間を辿る
ボタンでできている

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