観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~」乗車記

金沢から高岡まで普通列車で移動。この区間は新幹線開業にともないローカル線部分が私鉄になってしまったため「青春18きっぷ」が利用できない。新幹線ができると便利になる分、ローカル線部分はすこし不便になってしまっている。新幹線で東京から地方の拠点は近くなったけど、地方の都市間は少し遠くなった間隔がある。電車の中では金沢駅で買った麩まんじゅう食べながらそんなことを考えていた。

金沢駅
駅で買った麩まんじゅう。おいしかった。

高岡駅では、乗ってみたかった観光列車に往復で乗ってきた。本当に乗り鉄旅だなって思う。高岡と内陸をむすぶ城端線を1時間くらいかけて走る「ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~」という列車が走っている。土曜日は山並みが美しい城端方面、日曜日は海岸線がきれいな氷見方面と高岡を挟んでふたつの方向に走っている。人気があるのは海側らしいのだが、日程的に山側の城端方面に乗ってきた。乗車券は事前に予約が必要だが、城端から高岡までは駅員さんから買うこともできたので当日でもいけるかも。

城端駅にて。左が「べるもんた」
近くでもとってみた
車内には色んな見どころがある

列車名「ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~」はフランス語で「美しい山と海」ということだけど、いいにくいから「べるもんた」という愛称がついている。車内は沿線にある工芸品などが飾られていたりして、ちょっとしたギャラリーみたいになっている。車内を眺めるのも楽しい。

そして、特徴的なのは大きな窓。額縁のようにデザインされていて、迫力ある車窓を楽しむことができる。山側の路線でも立山連峰がみえて美しいのだが、たしかにこれは海側でも乗ってみたくなるな。車窓からみえる風景を案内してくれるのは発見がありおもしろい。大きな田んぼは美しく、このあと富山産のお米を買ってしまったくらいだ。

ぷち富山湾鮨セット
日本酒の飲み比べセット

もうひとつ、べるもんたに乗ったら楽しみたいのは寿司職人がにぎる「ぷち富山湾鮨セット」と日本酒の飲み比べセット。富山湾で採れた魚をつかった寿司を食べながら列車にのる贅沢さと、地元の日本酒でほろ酔い気分になるのがいいなって思う。飲み比べセットは午前中に呑むには結構な量があるので、複数人でシェアするのもいいかもしれない。

べるもんたがなかったら見なかったかもしれない富山の風景はハッとするほどに美しくて、気持ちのいい旅だった。

車窓からみえる風景
額縁のようにおおきな窓

ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~


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