たいたた旅行をする目的って色々あると思う。そのなかでよく(まあ、あれだテレビとか雑誌のインタビューとかで)いわれているのは「世界遺産を巡る旅」だったりするのだけれど、あれってもはやスタンプラリーみたいだし、日本でいうところ「グッドデザイン賞」みたいな存在なんじゃないか?と思ってしまう。旅の目的にするには幅が広すぎるし、雑多すぎるし、なにせやたらと数が多くて大変。
そんななかで、世の中には色んなリストがあって、たとえば「世界でもっとも美しい20の書店」なんていうリストがあったりする。僕がこれを知ったのは、foursquareで今回行ったお店にチェックインしたからなんだが(よくできたサービスだ)、日本に戻って調べてみるとたしかにどれも美しい書店で旅に出たくなる(行ったばかりだという事実はさておき)。なにが素晴らしいってランキングではないところがいい。
ということで、この書店。本当にちいさなちいさな書店なのだけど、独特の価値観をもって運営されている。
言語や形態にとらわれずセレクトされた書籍、絵本、写真集などが雑多に配置されていて、なにか特定の本を探すためにくるのではなく、自分にあった本との出会いを探すような感覚でお店を探検。
店内の一番奥にはちょっとしたカフェスペースがあってコーヒーくらいなら出てきそう。書籍以外にもアンティークな雰囲気の雑貨や、文房具などもあってそういったものを眺めてお気に入りを見つける作業もまた楽しい。夕方に訪れたのだけど、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
通りをはさんだ向かい側には同じ系列のカフェ・レストランと雑貨店(洋裁用品が激かわいい)があって、そちらもかなり魅力的。このあたりはこのほかにもおもしろそうな場所がたくさんあるので、探検しがいがあるエリアだと思います。
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