[奥会津] そば処 曲家にて絶品の蕎麦を食べる。

尾瀬でハイキングして御池の駐車場に戻ってきてまだ朝の10時くらい。那須の方に宿をとっているのでそこまで戻るついでにランチを食べることにした。

尾瀬への行きは夜中の運転だったこともあり、どんなところを走ってきたのかよくわからなかったのだが、昼間に運転してみてすごい山の中を通ってきたのだと知る。途中に民家があったりするのだが、山の中の一軒家だったり、小さな集落だったりすごく山深い奥会津の地方ってブータンを思い出すような素朴なところだな。コンビニもなく、静かで気持ちのいい風景がつづいている。生活するには不便かもしれないが、ドライブして旅行をするにはとても美しいところだ。

ランチは奥会津にある曲家という蕎麦屋をみつけたのでそこにしてみた。あまりお店がないので選択肢は限られてくるのだが、古民家を改築したお店の雰囲気といい蕎麦の美味しさといい、すごくいいお店だと思う。なんとなく鶴岡で行った大松庵を思い出すような雰囲気だ。

曲家というのはこの地方独特の建築みたい
店内は風がとおりぬけて気持ちがいい

お店の近くには前沢集落という古い集落があり、そこでは曲家というL字型の住居と馬小屋が一緒になった建物が多く残っているらしい。前沢集落に入る川の手前にあるのだが、この川が恐ろしくきれいな川でたぶん伊南川の源流に近いのだろうけど、ここから日本海まで流れていくのだろうか、なんだか不思議な気がする。

結構暑い日だったのだけど、お店には冷房がないけど川を通り抜ける風が通り抜ける構造になっているのか、涼しくて気持ちがいい。川沿いの特等席にすわって料理を頼むとする。地元産の蕎麦と会津といえばというソースカツ丼のセットがあったのでボリュームすごいが食べてみることにする。

蕎麦とカツ丼のセット
蕎麦はこの地方のそば粉を使用している
山菜の天ぷらも絶品

ソースカツ丼はまあそれなりかなと思ったのだが、蕎麦は絶品だった。蕎麦だけで食べても美味しいと思えるくらい。香りがよくてのどごしが気持ちいい。水がいいからなのかキリッとした風合いがあって長野の蕎麦ともまた違うよさがある。奥会津の山間にある小さなお店だけどこんなにすごいところだとは。尾瀬に来たときにはまた立ち寄ってみたいし、なんならそれとは別に新そばの時期に来てみるのもいいかなあと思ってしまうお店だった。

そば処 曲家
住所:福島県南会津郡南会津町前沢831
時間:10:30 – 16:00
休み:不定休【4月上旬~11月下旬のみ営業】


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