旅における活字問題の革命的存在

人類が旅を続けることにおいて、活字を渇望するのに、本はやたらと荷物になるから、あまり持ちたくない・・でも読みたいという葛藤は長年の問題であった。

かつて、アメリカ大陸を旅するカウボーイは読み物がなさ過ぎて手持ちのクスリの効能書きまで読んでいたというし、僕だって読むものなさすぎて Lonely Planet でなぜか1ページまるまる使って書かれていた「タイにおけるシンハーとチャンビールの戦い」について何回も読み返したりしていた(あのガイドブックがあんなにも分厚くて読み物が多いのは旅の活字問題への回答なのかもしれん)。

とはいえ、本をもてばもつほど旅における負荷があがるのも事実。しかし、この問題を解決するガジェットがついに!ということで、僕が愛用しているのはAmazonのKindle。旅だけでなく普段の生活でも使っているけれど、やはり旅に出たときにこそそのありがたみを感じることになる。

日本語版も出てきてようやく・・という感じだけど、なんといっても旅先で本を買って、どれだけ買ってもこのデバイスの重さ(222g)を越えることがないのがステキ過ぎる。

タブレットでもいいじゃん?とか思うでしょ?全然違います。なにが違うのかというと、まずは電池のもち具合(機内モードにしておくのがオススメ)。1週間くらいであれば全然問題なし。そして、明るすぎない画面、ビーチの木陰のような場所でも読める見やすさというのはE-Inkならでは。こればかりは実際に買って、そのよさを実感するしかないのだが、まあ、素晴らしいです。

僕がもっているのはdocomoの無料回線つきの Kindle Paperwhite 3G なのだが、日本語版ではなぜかこれが海外ではローミングできないので(これはひどい)、旅行に使う分には Wifi版のKindle Paperwhite でいいんじゃないかと思う。これなら 7,980円。都内のレストランで1回おいしいものを食べるのを我慢すればいいだけです。


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