Ataで楽しむ冬の夜

お店は並木橋のたもとにある静かなエリア。

お店は並木橋のたもとにある静かなエリア。

冬って寒すぎるしあまり好きな季節ではないのだけれど、しかしながら食事が美味しいのは寒いときだなって思う。

秋は旬のものは多いけれど、冬はさらに濃度が濃いというか外の寒さを感じつつあたたかい料理を楽しむというのは幸せを感じる。

なかでも好きなのは代官山のATAで、友人に教えてもらってからちょこちょこと来ているところ。ここのいいところは、深夜2時までやっているので、たとえ9時過ぎにレストラン難民になってもそこから入れたりするところ。冬の長い夜を過ごすにはこれ以上のところはない。

シェフは新潟のカーブドッチワイナリー(ここもすごく気になっているワイナリー)の息子さんなのだけど、ワインや食事を含めて、いい意味で気取ってなくてこだわりなく、好きなものを並べているんだろうなっていうラインナップ。代官山から並木橋の方へ行く静かなエリアにあるロケーションも好き。

そしてなにより、このざっくばらんでカジュアルなスタイルが好きなんだよなあ。まさにビストロという感じで、気軽に美味しいものを楽しめる。数人で来ればカウンターがおすすめだし、奥のテーブル席でわいわいやるのも悪くない。

魚系がメインのビストロでとくにおすすめなのはモンサンミシェル産のムール貝。特別なルートで入荷しているとのことで、毎週月曜日と木曜日に空輸されてきている(このスケジュールからいって水曜日には品切れの可能性が大)。

アイオリは必須で頼みたいところ、そしてこのムール貝をモンサンミシェル産に変えるのがおすすめ。

アイオリは必須で頼みたいところ、そしてこのムール貝をモンサンミシェル産に変えるのがおすすめ。

一昨日までモンサンミシェルにいたなんてね。贅沢なムール貝。

一昨日までモンサンミシェルにいたなんてね。贅沢なムール貝。

びっくりしたのはそのムール貝はモンサンミシェルで採れたものをそのまま麻袋にいれて空輸しているとのこと。袋見せてもらったが普通に買い付けてきたみたいな麻袋だった。

ということは、たとえば僕が金曜日に食べるムール貝は水曜日にはモンサンミシェルの海岸にいたってことだ。なんという贅沢。

単品で頼むこともできるし、アイオリを頼むとしたらムール貝をモンサンミシェル産に変えてもらうこともできる。

冬の夜はこういうあたたかい料理が好き。

冬の夜はこういうあたたかい料理が好き。

旬の魚をつかったブイヤベース

旬の魚をつかったブイヤベース

ブイヤベースはあとでリゾットにもなるのでお忘れなく。

ブイヤベースはあとでリゾットにもなるのでお忘れなく。

一風変わった新メニューも続々でてきている。これは穴子といちじくをつかった料理だった。

一風変わった新メニューも続々でてきている。これは穴子といちじくをつかった料理だった。

そして、外せないのはブイヤベース。そのとき旬の魚をつかっていてワインを飲みながら楽しむにはうってつけの一品。食べ終わったあとはリゾットにしてくれるので、そこまでお忘れなく。

毎回来ていて、デザートまでたどり着けないのは残念なのだが悔いはない。来るたびに新しいメニューが出来ているのも楽しみのひとつ。いちじくをつかった料理が絶品だったな。

冬の長い夜は居酒屋で騒ぐのも悪くないけれど、こういうところで食べる楽しみを堪能する夜っていうのも悪くない。

Ata (アタ)
住所:東京都渋谷区猿楽町2-5 佐藤エステートビル3号館 1F
時間:17:00-26:00
休み:日曜日、年末年始

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