中之条ビエンナーレ2015 – 四万温泉エリア編
2015年の中之条ビエンナーレ。四万温泉にやって来た。
以前のビエンナーレでは積善館のなかまで開放していて結構楽しかったのだが、いまは入口にある小さな建物くらいで、ちょっと規模が小さくなっちゃったなというところ。
しかし、「千と千尋の神隠し」のモデルを自称するだけあって趣ある建物は一見の価値がある。
四万温泉ではそれ以外にも小さいながらも温泉街を街歩きする楽しみがあるので、ちょっと時間をとって見てまわりたいところ。四万温泉はコンビニも歓楽街もない温泉地をモットーにしていて、ちょっとひなびた感じがまた楽しい。
ちょっと裏通りの方には古いゲームセンターみたいなものがあり、そこにある年代物のパチンコで遊んでみたりするのは意外と楽しい。ちょっと高いだろうとは思うけれど、はまってしまう。あとは高田屋本舗の温泉饅頭もまた美味しいのでお土産などにおすすめ。
今回のビエンナーレにおいて四万温泉で面白かったのは旧第三小学校の展示。明治時代の建物だということで、趣がある。どことなく伊参スタジオの小学校にも作りが似ている。

教室のあちこちに作品が点在していて、ここは時間をかけてみるのが楽しい。
「電球都市旧第三小学校、中之条群馬」という天上から電球がつり下がっている作品が美しくて好き。ランダムに電球がついたり消えたりするのだけれど、あれってなにか規則性があったのだろうか。
ずっとみていると、たまに全体的にぱちぱちって輝くときがあって、そういうときんは豪華なシャンデリアのようだった。
もうひとつは「失われゆくもの。」という作品。狭い入口の向こうには床一面のお米。天井にはお箸。お米は石庭の石のように畝をつけて波のように整えられている。お米の匂いがなんとなく懐かしい。タイトルについて考えるところはあるものの、この風景は印象に残る。
そして夕方からは四万灯りという、四万川の対岸に灯される光を眺めるのが美しい。竹取物語のかぐや姫が大量に出てきたみたいな感じで、近くでみると圧倒されるのだが、対岸から眺める風景はどこまでも幻想的でずっと眺めてて飽きない。
日暮れ時、夜との境目くらいの時間にみるのが好きなのだけど、夜遅くなってから観るのもまたきれいだと思う。
中之条ビエンナーレにおいて、どこか時間をとるとすれば四万温泉は外せないよなって思える作品群だった。充実している。


















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