大地の芸術祭 2018 – 十日町エリアでみた池アート編
大地の芸術祭の中心地であるキナーレがある十日町エリアは見どころが多かったなあ。
国道沿いにあるため池に作られた「月待ヶ池」は池のまん中に月をまつった神社があり、水に浮く桟橋みたいなものをつたって神社までお参りにいくことができる。安全のために昼間しか桟橋に乗ることができないのだが、月夜に来たらこれはまた美しいのかもしれないな。
十日町エリアは「月待ヶ池」のほかにもうひとつ池があって、それはレアンドロ・エルリッヒがキナーレの中庭につくった空の池という作品。中庭に浅く水が張られていてなにやら絵が描かれている。これは美術館の2階からみると水を反射して空をうつしているようにみえて、その上を歩いている人はウユニ塩湖みたいな感じもある。この大がかりなだまし絵みたいなのがレアンドロ・エルリッヒらしいし、見ていても体験しても楽しい作品で、この場所にきて楽しめてよかったなあって思う。
池のまわりには方丈記を書いた鴨長明の庵を現代風に解釈した色んな四角形の小さな空間がある。方丈記と関係があるかどうかっていうのはよく分からなかったのだが、オニバスコーヒーが支店をだしていて、ここでのんだアイスコーヒーは美味しかった。いい夏の休憩になった。
もうひとつ楽しみにしていたのは、EAT&ART TAROの「おこめしょー」というイベント。これは、米どころである越後妻有の米をテノワール的に産地で分類して食べ比べをしてみようっていうアイディアだ。結果はどうであれ、こんなことはイベントがなけれれば体験できないことであり、それは面白かった。お米は・・どれも美味しかったし、なにが違うかといわれると微妙なのだが甘みとかは違ったかもしれない。でも、お米にあうように作られた地元食材のおかずもまた美味しかったなあ。十日町エリアを見てまわるだけでもこのイベントは楽しめると思う。
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