世界遺産にも登録されている奈良の吉野山。桜が有名なのだが、ものすごく広大な感じがしていてどうやって見てまわるのだろうなって思っていたのだが、とりあえず行ってみることにした。
大阪から吉野までは近鉄の「さくらライナー」で1時間ちょっと。橿原神宮を過ぎたあたりから急に田舎な感じになってくる。ということで吉野駅に到着。
吉野山は、山全体が世界遺産に登録されているのだが、桜の見どころは上から順に奥千本、上千本、中千本、下千本というグループ分けがされていて、ひと目見て千本はあるんじゃないかという見事さからざっくりそんな感じで呼ばれているらしい。今回は吉野駅に降りてから一気に上千本までバスであがり、そこからのんびり吉野駅までたぶん5-6キロくらい歩いてのんびり戻ってくるというコースにしてみた。ほぼすべてのコースは舗装されているのでスニーカーがあれば問題ないレベル。
吉野駅を降りるとバスの発着所があって、まず中千本までバスで向かう。中千本までは普通の路線バスみたいな車両で行ける。そして、中千本のバス停を降りて案内に従うと上千本行きのバス乗り場につく。上千本まではマイクロバスで行くのでちょっと並ぶのだが、朝であればまだ空いているのでこれで一気に上千本まで行ってしまうのがいいと思う。
吉野山のなかでは桜の見頃がずれていて、僕が行ったときは奥千本はまだ開花前で行かず、上千本はまだこれからな感じで、中千本は盛りが過ぎていて、下千本は散り際という感じになっていた。同じ山でもずいぶんと違う感じがする。
花見シーズンは車両規制があるみたいであまり車も通らないのでのんびりと散歩ができる。とくに上千本から眺める吉野山の風景は圧巻で、この長く連なる桜の回廊みたいな道はここにしかないよなあって思う。花の量だと福島の花見山もきれいなのだが、吉野山の桜はそれだけじゃない感じだ。
下千本のあたりまで来ると食事処のお店もあったりして茶店で少し買ったりして中千本の風景を眺めながらのんびりするのも楽しい。半日以上かけてのんびりと春を満喫するのが吉野山の楽しみ方なのだろうな。桜のシーズンは少しずれてしまっていたところがあるが、散り際の花が舞ったりする光景はいまでも思い出す。
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