信州呑み歩きの鉄道旅。(2017年9月)

8月に行った「青春18きっぷでローカル線の旅」では青春18きっぷ5日分のうち3日分を消化している。9月はこれにつづいて、いつも車で行っている信州まで各駅停車の旅で行ってみた。結構、いやかなり遠かった。

初日の旅程

5:41 東京発 – 6:56 高尾着 中央線快速

5:30過ぎに東京駅発って相当はやい。それでも結構人がいるのに驚く。土曜日の中央快速の下りはわりと空いていて、新宿を過ぎても立っている人はまばらだった。ロングシートで全然旅情もなく、ひたすらに寝ていたら高尾に到着した。

電車で高尾に来ることなんてほぼないのだがわりと山の中で、新宿から乗り過ごしてここまで来ると結構ショックだろうなって思った。

7:06 高尾発 – 8:42 甲府着 中央本線

高尾から甲府までは地方路線でボックスシートになるのかと思いきや、全然そんなことなくてむしろ車両数が減ったせいなのか結構な混雑だった。ロングシートに座って、普段は特急の車内から眺める峠道を眺めていた。結構混雑するものだな。甲府に近くなるまで混雑はつづいていた。

8:53 甲府発 – 10:58 松本着

甲府まで来て、ここまで来ればローカル線。ボックス席で旅情あるんじゃないかと思ったのだけど、ここでもまさかのロングシートの普通列車。諏訪湖を越えるまでは結構な混雑でびっくりした。冬にこのあたり通ったときはボックス席のしずかな列車に乗っていた気がするのだが、夏だとこうも違ってくるのか。松本についたときには既にお昼近い時間だった。

ここまで来て、宿泊予定のリッチモンドホテル松本に荷物をあずけてランチは「うなぎのまつか」でうな丼を食べる。さすが松本随一のうなぎ店。入れたのもラッキーだったし、この身の厚い脂ののったうなぎは絶品だ。パリッとした表面とふわっとした身のコントラストもまた美味しさをひきたてている。

13:24 松本発 14:25 信濃大町着

ランチを食べたら信濃大町の呑み歩きにいくため、イベント用の臨時列車に乗っていく。しかし、呑み歩き感というよりも下校時の学生のラッキーな帰宅列車という感じで、車内で飲む感じでもなくおとなしく信濃大町まで1時間ほどの列車旅。車内からみえる北アルプスの風景は絶景。きらきらと美しかった。

信濃大町呑み歩き

このあと15:00からは信濃大町の呑み歩き。三蔵をうろうろと練り歩いてすっかり酔っ払った。普段の旅と違ってランチからビール飲んでいるしな。だいぶ飲んでしまった。帰りは予定していたよりも前の列車で松本へ戻った。

この後、松本から姨捨駅まで夜景を見に行ったりして18きっぷの有効期間を活用する乗り鉄旅を少しした後、ホテルに戻って就寝。最後の方は結構ヘロヘロで記憶がおぼろげだ。

姨捨駅の風景

鹿肉そば

松本ブリュワリーでも飲んでいた

二日目

7:30 松本発 – 8:30 篠ノ井着 篠ノ井線

早朝にホテルをチェックアウトして松本駅の駅蕎麦で朝食を食べる。長野の駅蕎麦はレベルが高い。

そして鹿肉のおやきまであってびっくりだ。篠ノ井線に乗ってふたたび姨捨を通るのだけど、すれ違いのために5分ほど停車するというので、ダッシュで階段渡ってふたたび姨捨の風景をカメラにおさめる。夜景もきれいだけど、この風景の雄大さを堪能できるのは昼間の風景だな。緑の濃さも含めて冬にみた風景ともまた違う美しさがある。

早朝の松本駅

昨晩はひたすら暗闇だった篠ノ井線を朝通ると気持ちのいい路線だった

日本三大車窓に近くなってきた

姨捨駅から眺める日本三大車窓

あっという間に峠を下って善光寺平の盆地に入ってくる

8:36 篠ノ井発 – 9:25 小諸着 しなの鉄道

この部分は18きっぷの対象外。結構な混雑でかろうじて座れてラッキーだった。結婚式に参加するのだろうか、妙に着飾った人が多く乗っていて、ローカル線の雰囲気に似合わず変な感じだった。まあ、軽井沢近いし、そこでやる結婚式に出るのかもしれない。

しなの鉄道

10:13 小諸発 – 12:03 清里着 小海線

ふたたびJRに乗り込む。小海線は通常のローカル線より少し窓が大きく景色を堪能できる。どちら側に乗った方がいいのか、どちらに乗ってもいいような気がするが、進行方向左側の方が逆光になるケースが少ないかもしれない。列車は大きくバウンドするくらいよく揺れる。新幹線駅の新小諸からは結構乗り込んでくる人が多いので、始発駅の小諸から乗っておいた方がよさそうな気がする。

小諸駅でみた売店

小海線がやってきた

小海線の風景

気持ちよさそうな天気だなあ

高原野菜の産地がみえてくる

清里駅で降りてみる

14:03 清里発 – 14:20 小淵沢着 小海線

ちょっと清里に途中下車してランチしたりビール飲んだりして、二時間ほど時間をつぶす。清里といえば日本でも屈指の高原リゾートという感じがするけれど、いまでは鉄道は二時間に一本くらい。駅よりも国道沿いの方が開発が進んでいて、駅前は完全に取り残されている感じがする。ちょっと寂しげな清里駅でランチを食べた。

なんかロシアの鉄道みたいな清里駅

清里駅前は整備されているがさ寂れている

16:17 小淵沢発 – 18:55 新宿着 ホリデービューやまなし

小淵沢からは快速が出ているのだが、その前に小淵沢大カーブで小海線が走る姿をながめてきた。甲斐駒ヶ岳をバックに走る小海線は鉄道オタクじゃなくてもちょっと感動する。いい風景だな。二時間くらい待ち時間があったのでのんびり過ごして小淵沢駅の屋上についている展望台から八ヶ岳を眺めたりして旅を満喫した。

小淵沢の大カーブ

小淵沢駅の屋上テラスから八ヶ岳を眺める

そして旅の最後は東京駅

帰りの快速はこれまた大混雑。小淵沢が始発駅だからすわれたけれど、途中駅で乗ったらかなり大変だったかもしれない。夕暮れの東京に戻ってきたときにはぐったりしていた。それでも信州まで往復3,000円くらいでいけるのはすごい。お得な乗り鉄旅だったと思う。

この旅の記録:信州呑み歩きの鉄道旅。(2017年9月)

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